11月の活動状況







幹部会2回 町民慰安日帰り旅行 町ぐるみ一斉火災予防パトロール
役員会 向島消防署防火診断 向島地区町会長会合
八広小5周年祝賀会 区青少年育成委員会大会 西八合同防災訓練
町会日帰り旅行 区功労者感謝状授与式 第2回コミュニティ懇談会










 11月4日には曳舟文化センターで上映された映画の内容が右翼を刺激するということで警察官や関係車両が文化センターを中心にする警戒配備される物々しさでドキンとさせられた。

 8日には、八広小学校の5周年記念祝賀会が晴々しく行われ、第五と更正、木下川の旧3校統合で平成15年4月1日新発足して早丸々5年が経ち、校長も3人目と代わり内容も充実し、区内でも評判のいい学校と評価もされ地域の人間として将来が大いに託される。この地域では吾嬬二中も統廃合のスケジュールに乗かっているが、昔と今では月とスッポンの違いに隔世の感を感じる。

 15日を前後して行われた七五三のお祝いにも氏子の皆さんのお子さんやお孫さんの参拝は天候にも恵まれて修築なった本殿に多数集まり、神社も徐々に修築待ちの建物が目白押しという有様で総代各位も頭が痛いところだろうが、5町会氏子の将来を考えながら大いに英知を絞って、皆でオラガ氏神様と誇れる崇高な神社であれ。

 今年も後1ヶ月と迫る30日には、本多会長に代わってから、それらしき活動も数多こなして来たが、何度か行われては消える運命を辿ってきた町民参加の日帰り旅行が100数名でバス3台を利用して幸福トラベルを介して行われ大成功の内に終了した。2度立ち消えになったこの行事も、今度こそは長く長く続けていって欲しいものだと思うし、反対意見に左右される事なく頑張って欲しい。また、役員だけの反省会と称して行っている飲食を伴った飲み会はご破算にして、既得権放棄で町会の将来に最もいいお手本になり活動の理解を得やすいだろう。もはやこの辺でポランティアという言葉通りに“金と暇と頭”を使って、人の上に胡坐を掻くのではなく人の為に何が為せるかと説くと心にして活動されたい。

日帰り旅行








掲示板のポスター









世界の景気と石油

 原油は製油所で過熱・蒸留され、さまざまな製品に生まれ変わる最も沸点が低く軽量なのはLPG(液化石油ガス)で、家庭用燃料や一部タクシーの燃料などに使われている。以下、沸点が低い順にガソリン、ナフサ、ジェット燃料、灯油、軽油、重油などが原油から生まれる。一般にはLPGを除く各品目は総称して石油製品と呼ばれる。

 石油製品の輸出入は活発で、2007年の世界海上荷動き量は約7億5千万トンにまで増えた。約19億トンの原油と比べると約4割に過ぎないが、高度経済成長を続ける中国の輸入増などもあり、今後も石油製品の荷動きは増加すると予想されている。

 日本で石油製品に輸出入が本格化したのは1980年代後半。それまで日本は原油を輸入して国内で精製し消費するという政策(消費地精製主義)をとっていたが、この頃からナフサに加え、ガソリンや灯油なども輸入できるようになった。1996年に石油製品の輸出入が完全に自由化され、2007年には中東やアジアからの輸入が2752万キロリットル(重油を除く)に達した。また、日本で精製された石油製品が海外へ輸出されるようにもなり、2007年の輸出量は1950万キロリットルにも及ぶ。

 石油製品の中で輸出量の大部分を占めるのが、プラスチックや化学繊維の原料となるナフサ。そのまま燃料として使用されることなので一般には馴染みが薄いが、石油化学工場でエチレン、プロピレン、ベンゼン、トルエンなどの分解され、プラスチックや化学繊維、合成ゴム、塗料、合成洗剤といった石油化学製品になる。ナフサ2リットルを分解した基礎成分からセーター1枚、ストッキング10足、自転車のチューブ1本などが作られる。

 石油製品を輸送する船舶は、プロダクト船(プロダクト・キャリア)と呼ばれ、世界で約1000隻が運行している。原油輸送には20万トンを越えるような大型のタンカーが使われるが、プロダクト船は積み地・揚げ地の設備上の制約があることや、、輸送ロットが比較的小さいため、原油タンカーに比べると小型のものが多い。しかし、最近は15万トンを上回る大型船も登場している。プロダクト船はサイズ別に、MR(Medium Rangel=2万5千〜5万5千トン型)、LRT(Large RangeT=5万5千〜5万トン型)、LRU(Large RangeU=8万〜16万トン型)の3つに分類されている。

 石油製品がどのように輸送されてるかを見ると、世界各地の製油所で作られた石油製品は一旦陸上の大型タンクに貯蔵される。ターミナルに接岸したプロダクト船には、そのタンクから太いパイフを通して、船のほぼ中央部にあるマニホルド(石油製品を積み降ろすパイプライン接続部)に送られ、さらに船内のポンプでパイプを通してカーゴタンクに送られる。タンクは腐食防止のため、特殊なコーティングが施されている。各タンクに積み込まれた石油製品の数量はコントロールルームのモニターによりリアルタイムで確認でき、所定の数量が積み込まれれば出航となる。

 プロダクト船の運航には、ほかの船種と大きく異なるところがある。一般に船舶は、あらかじめ決められた港から港まで貨物を運ぶ。ところが、ナフサを輸送するプロダクト船の場合荷主の要請で荷揚げする港が度々変更される。ナフサは国際的な市況商品であり、日々、価格が変動する。例えば、シンガポール積み、日本荷揚げの航海の途中、ナフサの価格が日本で値下がり、中国で上がったとする。荷主である商社は予定を変更し、中国で荷揚げするよう海運会社に要請する。そんなことが。度々起こるのがプロダクト船の特徴なのだ。しかも、輸送する貨物にはナフサやジェット燃料、ガソリンなど様々な石油製品があるので、貨物を混載しないよう、貨物が変わるたびに徹底したタンククリーニングが必要になる。海運会社にとっては、非常に難しい船種でもある。だからこそ、運航には経験に裏打ちされた技術とノウハウがものをいう。